なんでもノートのすすめ
どうも。
前回の記事で結構な悩み事を明かした私です。
あんな悩みを抱えていた私ですが、その自分なりの答えを導きだせたのには理由がありました。
それはきっと、『なんでもノート』を付け始めたことが一つあるでしょう。
今回は最近の私の生活の一部となりつつある、『なんでもノート』の話をします。
「なんだそれ…」と思う人もいるかもしれません。なにしろ、私の周りでしてる人は全然見かけませんからね。
私もこの年になってそういったノートの使い方もあるのねと気づいたところです。
今回はなんでもノートの魅力と、私がなんでもノートを書き始めたときの所感を書いていきたいと思います。
◇そもそもなんでもノートとは?
なんでもノートの作り方はとっても簡単。
まず、なんでもいいのでノートを用意します。
せっかくなら、見た目がお気に入りとか使い心地がいいものを選ぶとなおいいと思います、愛着がわくので。
準備はこれでオーケー。あとは、書くものですが…。
その名の通り、なんでも良いのです。
例えば、その日行ったお店の雰囲気が良かったとか、道端に咲いているお花が可愛かったとか、今日は雲一つない青空だったとか、体調の変化とか今日朝食べたサンドイッチがとてもおいしかったとか、そのレシピだとか。
本当に、なんでもいいんです。
自分の感じたこと、気づき、お気に入りの漫画やアニメのセリフ、らくがき…。
そのノートには、なんだって書くことができるのです。
ジャンルや書く用途を限定しないことで、三日坊主の心配もありません。
「それの何がどう役に立つんや…」って思った人、いるかもですね。
実はそれが、私の場合は結構役に立ちました。
◇なんでもノートを書いてみて
私がなんでもノートを書き始めたのは、今年の五月から。
なんでもノートというより、最初は日記みたいに使ってましたね。
しかし、それだけでは三日坊主になってしまう…そんなときに、なんでもノートの書き方をネットで知り、「よし私もやってみよう」という気になったのです。
本格的になんでもノートとして使いだしたのは、七月の頭ごろ。
私の場合は日頃感じたことや思ったこと、読んだ本の感想、ふと浮かんでくるいや~な悩み事まで、いろいろ書きました。
カラー付箋を使って、小さな感情の変化まで色分けして記してみたり。
時には、いつぐらいにお腹が痛くなったとか、自分の体調の細かな変化まで。
そうすることでどうなったかというと…
考えがまとまらないで目の前のことに集中できない、ということが少なくなりました。
私ってかなり妄想する癖があるんですよね。
いつも何事か考えながら過ごしているので、しばしば人の話を聞いていないことも多くあります。今もですけど…。
その原因は、頭の中で考えていることを外側に出してあげられてないことなんです。
頭の中で気が付けば同じことばかり考えてしまっていて、外側からの情報を受け入れるメモリーの空きがなくなってしまうんです。
人間は二つのことは同時にできないようになっていますから。
けれど、なんでもノートは…自分が考えたものを、書き記すことで外に記録しておけます。いわば、思考のアウトプットですね。
そうすることによって、余計な事を考えることがなくなり目の前のことに幾分か取り組みやすくなります。
何を考えていたかも、あとで見返したらばっちり書いてあって、『こんなことを考えていたのかぁ』『こういう場面の時、私はいつもこんなことを考えるな』と、自分自身の思考のくせにも気づくことができるときがあります。
あと、創作者の端くれなので、それが案外ネタに使える時もありますね…。
ただ考えているだけじゃ思考は霧散してしまいます。
ので、ノートにいったん記録しておく。
そうすることで、自分の思考を文章化する訓練ができ、自分の中のごちゃごちゃした感情を言語化することがだんだんできるようになっていくのです。
それこそが、自分の悩みを解決するうえでも一番大切なことだと私は思っています。
結局私が悩み事の本質を見極めるのに一番厄介だったのは、自分自身のことを把握しきれていない、ということでしたので。
◇なんでもノートは楽しい!
ここまで書いてきて、思ったのですが…。
なんでもノートって、Twitterに似てる部分があると思っています。
確かにデジタルアナログの違いはありますが、書いていることはほぼ一緒です。
しかしTwitterだと誰かの目がある。
気にしてしまう人もいますよね、私と同じで。
しかしなんでもノートは違います。
自分だけのノートです。誰かに公開する必要はありません。
それに、なんでもノートにはどんな非現実的なことも、どんなきれいごともどんな酷い愚痴や恨み言もなんでも書いていいのです。
FF外からマジレスが飛んでくることもありません。
なんでもノートは、自分の悩みをなんでも受け止めてくれます。
今では私も、なんでもノートに悩みをかきだすことが少なくありません。
そうして、あとから自分で客観的に見返して、どういったことが問題なのかを見極める。
一つ一つの悩みを混同せずにしっかりと分析できるので、ふと起こるモヤモヤには効果てきめんだと思います。
ただし…あくまでこれは私の所感です。
もしかしたらもっと面白くなんでもノートを作ってる人がいるかもしれませんし、そんなことしなくても別のもので代用できる!って人もいるかもしれません。
けれどもし、ちょっと気になった人がいるのならぜひ始めるのをお勧めします。
なんでもノートを書くことで、結果的に小さなことに気づくことができるようになったりして、日々のちょっとした幸せを感じ取ることができるようになったり、落ち込んでも嫌な気持ちを軽減できたりするからです。
関係ないですが、ブログとか自分の考えをまとめて投稿するのにもかなり役立つと思います。
もちろん、最初はかなり戸惑います。
なんでも好きなように書いていいといわれると戸惑うものです。私もそうでした。
けれど、それでいいんです。
どんどん書いて、自分の肌に合う書き方を見つけていけばいいのですから。
早速あなたも、余ったノート類を引っ張り出して、なんでもノート、始めてみませんか?